■ はじめに覚えることは
表作成の考え方
一覧表作成(セル選択)
一覧表作成(書式設定)
■ 一覧表作成(罫線)
一覧表作成(表示形式)
一覧表作成(数式と関数)
一覧表作成(データ操作)
一覧表作成(マクロ)
一覧表作成(条件付書式)



一覧表の作り方

[6]罫線
 表作成において罫線は必須アイテムですが、罫線の引き方によって表のイメージはガラリと変わります。Excel2003のツールバーに比べExcel2007のリボンは、罫線を緻密に設定できます。セルの書式設定ダイアログを使えば2003と2007の違いはありません。

 Excel2003ツールバーの罫線。


 Excel2003セルの書式設定の罫線。

 2003でセルの書式設定を表示するには、セルを右クリックかツールバーの書式からセルへ進みます。



 2007では、セルを右クリック、又はホーム タブのセルグループから書式か、フォント グループの罫線から、その他の罫線を選びます。

 Excel2007の罫線は、ホームタブのフォント グループにあります。


 Excel2007セルの書式設定の罫線。パレット以外2003と同じ。


 セルの書式設定から表に罫線を引く場合、(1)表の範囲を選択。(2)罫線の色を選択。(3)罫線の線種を選択。(4)罫線の位置を選択。という順序で指定します。
 (1)表の範囲は、赤枠又は青枠で示した範囲です。
 (2)罫線の色は、「色」でパレットを表示し、選択します。
 (3)線種は、「スタイル」で点線や太線を選択します。
 (4)罫線の位置は、赤枠のように斜線を引く場合は「\」。青枠のように表内部の横線を点線にする場合はスタイルで点線を選んだ後、「―」をクリックします。「 ̄」は上外枠。「_」は下外枠です。「|」は表内部の縦線です。

 ※「色」に自動とありますが、通常は自動=黒です。コントロールパネルから画面に入るか、デスクトップ(背景)を右クリックし、プロパティを選択すると画面のプロパティ ダイアログ ボックスが現れます。デザイン タブで詳細設定から、メッセージボックスを選択し、色を変更すると自動の色もここで指定した色に変わります。




 ※Windows Vistaでは、コントロールから個人設定を選び、ウィンドウの色とデザインから詳細設定に入ります。デザインの詳細 ダイアログ ボックスはWindowsXPと同じです。


[7]列幅(行高)の自動調整
 列幅の自動調整は、右の一覧表作成解説で説明している列の境界をダブルクリックする方法の他に、メニューバー又はリボンから操作する方法があります。
 
 左図は、Excel2003のメニューバーからセル幅を自動調整する方法です。調整の対象となるセル範囲を選択した後、メニューバーから書式を選び、に入ります。最後に選択範囲に合わせるを選びます。



 こちらはExcel2007です。リボンのホームタブからセルグループの書式を選びます。最後に列幅の自動調整を選択します。




 
  ●罫線を使って、健康カード一覧表を完成させましょう。

@B2〜H3セル範囲を選択します。範囲選択は、B2セルをクリックし左ボタンを押したまま、マウスをH3セルまで滑らすか、B2セルを左クリックし。Shiftを押しながらH3セルを左クリック。のどちらかです。図ぬ1のように、表内部の縦線を白の実線で引きます。

                  図1 表の内側に白線を引く
 ※見出しを塗りつぶしセルを色分けした場合、罫線を引かなくとも項目を区切ることができます。
 図2は、完成した見出し項目です。D3〜H3セルの縦線は、白からインディゴに引きなおしました。罫線は、色を選びなおし罫線(位置)ボタンを押せば選択した色に塗り替えられます。罫線の削除は、罫線ボタンをもう一度押します。(罫線ボタンを押すと罫線が点滅します。)


                  図2 完成した見出し項目


●セル幅の調整。
 Excelはセルに入力されている文字数に応じて、セル幅を自動調整することができます。
 セル幅を調整するために、1行(6行目に)データを入力しておきます。図3は、データ入力後、各データ項目を中央揃えにした状態です。

                  図3 セル幅の自動調整前

A自動調整する列を選択します。図4は、B列を選択したところです。列を選択するには、列番号A〜IV(2007ではA〜XFD)の上にマウス ポインタを置くと、ポインタ形状はに変わります。左ボタンを押したまま、マウスを右にL列までスライドします。B列番号を選択後、Shiftを押しながらL列番号を選択しても構いません。

                  図4 B列を選択したところ
B列幅の自動調整には2通りの操作方法があります。
 図5のように、選択した範囲で列の境界にマウス ポインタを置くと、ポインタ形状はのように変わります。この状態で左ボタンを素早く2回押します(ダブル クリック)。図6のように、列幅は自動調整されます。

 図5は、選択した範囲の最後列(L列)の境界(赤枠)をダブルクリックしていますが、B列とC列の間でも、J列とK列の間でも構いません。氏名の列(C列)を見ると、見出しの「氏名」より、データ(C6セル=岩本 親憲)の文字数のほうが多いですから、C列はデータサイズに調整されます。

                  図5 B列〜L列を選択したところ

 列の境界をダブルクリック方法は、Ecel2003、2007共通の操作方法です。メニューバー又はリボンから列幅を庁瀬うする方法は、左の解説[7]をご覧ください。

                  図6 列幅の自動調整後



 ※列の境界を操作して列幅を調整する方法として、図7のように選択した範囲の任意のセル幅を変更すると、範囲内の全セルの幅が同じになります。
 図7は、H列の右境界を選択し、左ボタンを押したままマウスを右にスライドしてセル幅を広げ、列幅を7.71に変更しました。左ボタンを離すと、B列〜L列までセル幅は7.71になります。

                  図7 列幅を指定したサイズに調整

 セル幅は数値で指定することもできます。
 Excel2003では、メニューバーの書式からに入り、最後にを選択します。Excel2007では、リボンのホーム タブからセルグループの書式に入り、最後に列の幅を選択します。

                  図8 行の高さと列の幅

 セル幅は、半角数字を表示できる文字数を表しています。図の8.43は、フォントサイズ10.5ptの値です。11ptになると、列幅は8.38になります。行の高さはフォントのポイント数です。10.5ptのフォントの場合行の高さは12.75です。11ptのフォントでは行高が13.5になります。
 列の幅は半角文字数で表し、高さはポイント数で表しています。